これは何?

なに?これっ!て?思うものを集めて・・・

特発性血小板減少性紫斑病

 こどもが突発性血小板減少性紫斑症にかかった。こどもの病気の多くがそうであるようにこの病気も気づきにくい。血小板の値が正常値は12万〜30万/μLだが、3万を切ると血がきわめて止まりにくくなり、内臓や脳内で出血した場合には生命の危険にさらされることとなる。紫斑というと大きな円状を考えていたが、今回は首のまわりに斑点が現れていたため全く気づかなかった。(皮膚病と考えていた)最後にはこれが背中一面と腹部に広がり、唇も紫になってなっていた。測定値はほぼ0(1000以下では少なすぎて測定できない)ときわめて重症のため即入院となり、免疫グロブリンを点滴で静注した。約24時間で1g/(体重)kgを行い約24時間後に再度検査を行ったところ、5万以上に増加さらに48時間後には正常値に回復したため、無事退院となった。気づきにくい病気なので、注意してください。

その後

退院後、いつも診てもらっている小児科に行くと、「この数値で生きている人を見たことがない」「運が強いのでしょう」など言われたようだ。それから2ヶ月以上たち、血液検査の値も19万ぐらいと安定しており、病院からも変わったことがなければ、これで完治で来る必要はないと言われ、ひと安心!